2018.01.17 ケニアから
FGMを逃れた少女が廃絶運動の先頭に

ケニアでは、FGMは法律で禁止されており、その
実施率は格段に減少してきている。
しかし、マサイのコミュニティでは、国の法律よりも
長老たちが支持する伝統に従うことが求められる。
FGMはその中でも特に重要な慣習だ。

かつて少女のころに自分の意志でFGMを逃れた
Nice Leng'eteは、いつかこの慣習をなくそうと
心に誓っていた。
村々を回り、長老たちを説得して歩く。
数年間の努力が実り、その活動は近隣地域にも
拡がった。
2014年、150万人のマサイが暮らすケニアと
タンザニアのコミュニティが正式にFGMを放棄した。

https://www.nytimes.com/2018/01/13/world/africa/female-genital-mutilation-kenya.html?smid=tw-nytimesworld&smtyp=cur
2017.12.28 イギリスから
NHS(国民保健サービス)の統計によると、今年の7月
から9月の3か月間で、FGMが実施されたケースは
1000件以上に上った。
クリスマス休暇にはさらに、国外に住む家族のもとを訪れ、
そこで娘にFGMを受けさせる親も少なくないと、関係者は
警告を発している。
たとえ親がFGMに反対していても、帰省中に家族の誰かが
強制的に施す状況も考えられるという。

http://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/fgm-girls-christmas-holidays-female-genital-mutilation-authorities-number-statistics-schools-somalia-a8117206.html

http://newsmedio.com/uk/news/girls-may-be-forced-to-undergo-female-genital-mutilation-fgm_197432.html

FGMを行うことで、親はお祝いとして金品を受け取り、
切除者は報酬を得る。
貧しい地域では、FGMが大きな収入源となっている。

Seleiman Bishagaziは、経済と教育の両面からこの
慣習の廃絶に取り組んでいる。
FGMの悪影響について啓発し、同時に収入獲得に
向けた農業プロジェクトを展開しているのである。
野菜やニワトリを育て、魚を養殖する。
女性が収入を得て、力をつける。
そして、FGMを完全になくす。
それが彼の夢である。

http://edition.cnn.com/2017/12/04/opinions/stopping-female-genital-mutilation-opinion-lemmon/index.html
今月初めニジェールの首都ニアメで、ECOWAS
(西アフリカ諸国経済共同体)大統領夫人会議が開かれた。
会議では、FGM、産科フィスチュラ(ろうこう)、また児童婚を
はじめとするジェンダーに基づく暴力を根絶することが決議され、
加盟国は2020年までに具体的かつ効果的な対策をとるよう
求められた。
児童婚は、アフリカ諸国の中でも特に西アフリカ地域で多く
みられ、若い女性10人のうち4人が子どものうちに結婚させ
られているという。

http://www.npwj.org/GHR/ECOWAS-and-NPWJ-organise-Forum-First-Ladies-and-Ministers-strengthen-political-commitment-fight-

https://fistulacare.org/blog/2017/10/first-ladies-in-west-africa/

http://news.bestnaira.com/posts/view/ecowas-first-ladies-call-for-end-to-female-genital-mutilation

https://kapital929.fm/ecowas-member-states-take-huge-step-to-address-acute-vulnerabilities-of-children/

草の根活動に加えて、政府の積極的な反FGM対策により、
ケニア、リベリア、ブルキナファソでは、FGM実施率が目に
見えて減少している。
反対に、政情不安に苦しむソマリアをはじめとして、FGM
廃絶に十分な力を注げない国もある。

しかし、ソマリアにおいても、命をかけてFGM廃絶に取り
組んでいる草の根活動家たちがいる。
プントランドにある「Galkayoセンター」では、1999年の
設立以来、20万人以上の少女たちを救ってきた。
縫合タイプのFGMを受け、15歳で70代の男性と結婚させ
られた少女がいる。
彼女は縫合部分を夫に短刀で切り開かれ、出血多量となったが、
このセンターの支援を受け救われた一人だ。
こうした現場で地道に活動を続けている団体に、より多くの資金を
回す必要がある。

https://www.hiiraan.com/news4/2017/Oct/144615/ending_fgm_is_only_possible_if_we_empower_girls.aspx

http://nytlive.nytimes.com/womenintheworld/2017/10/11/ending-fgm-is-only-possible-if-we-empower-girls/